会話が苦手な人の心理とは?話し上手になって雑談を楽しむ方法

皆さんは、お話するのが得意でしょうか?

私は、おしゃべりは大好きなのですが、誰かと1対1になった途端、何を話したらいいのか、わからなくなってしまうことがあります。

そんな自分を、つくづく話下手だと感じます。
今日は、沈黙が怖い、話下手さん心の中を掘り下げていきます。

会話が苦手?おしゃべり好きの話下手

我が家はここ数年、子供のお友達家族とスキーに行くのが恒例行事となっています。総勢25人という大所帯。バスを貸し切ってのスキー旅行です。

子供たちはもちろん、親同士も気の合うメンバーではあるのですが、私には、1つだけ心配事がありました。

バスで過ごす時間です。

バスの中は自由席。子供は子供同士で座るため、必然的に、親同士が隣の席に座ることになります。

スキー場に行くまでの移動時間は、約3時間。1人の人と、お話しながら過ごす3時間です。
そう思った瞬に、会話が途切れたらどうしよう・・と思ってしまうのです。

私は沈黙が苦手。会話が途切れると、何か話さなくては、というプレッシャーを感じてしまいます。
スキー旅行は楽しいし、ミンナで話す時間も好き。

でも、沈黙したらどうしようと思うと、心が憂鬱になってしまうのです。

大した悩みではないとは思いつつも、

スキーの日程が近づくにつれて、気持ちが重たくなってきた私は、人間の「心」と「愛」を探求する、心野博士に相談に行きました。

博士、どうしたらいいんでしょう・・・。

おぉ、一体どうしたんですか?

今度、家族ぐるみでスキーに行くんですけど、バスでの移動時間が心配で・・・。

車酔いなら、いい薬があるので処方しますよ。

違いますよ!車酔いの心配じゃなくて。

では、何が心配なのです?

私は、バスでの移動時間に、隣の席に座った人と、会話が弾まなかった時のことを考えると、スキーに行くのが、ちょっと憂鬱になってしまう、という話をしました。

長時間、2人で何を話したらいいのかわからない。

「何か話さなくては」と気持ちが焦る。

会話が弾まず、沈黙が続いたらどうしよう。

隣に座った人を、退屈させてしまうんじゃないか。

沈黙を恐れるあまり話しまくって、うるさいヤツって思われてもイヤだ。

相談する程のことではないと思っていたのですが、一旦話はじめると、色々な不安が湧き出てきます。

自分がこんなにも心配していたとは、気付いていませんでした。

つくづく、人が苦手だなぁ、と感じてしまいます。

一通り話を聞き終えると、博士はこう言いました。

「楽しませなければ」と思ってはいませんか?

あなたさえ楽しければ、それでいいんですよ。

は?

だから、あなたが楽しんでさえいれば、相手なんてどうだっていいんです。

この人は、本当に「心」と「愛」について探求している博士なのだろうか?

丁寧な口調とは裏腹の、自分勝手な答えに、私は耳を疑いました。

相手なんて、どうだっていい??
自分さえ楽しければ、それでいい??

私・・・相談する相手、間違えたかも。

はぁぁぁ。

ため息とも返事ともつかない声を出す私に、博士はこう言いました。

自分が楽しくなければ、相手だって、楽しいわけがないんです。

はい?どういう意味です?
私が楽しければ、相手も楽しい、ということですか?

だから、そう言ってるじゃないですか。

はぁぁ・・・。

いつもの通り、どうでもいい話をすればいいんですよ。
あなた、得意じゃないですか、中身のない会話。

(ムッ!)ミンナと一緒の時は話せるんです。
でも、1対1となると、頭の中が「何話そ、何話そ」ってグルグルしてしまって。 隣、ハズしたとかって思われないかな、って不安になるんです。

ホントに自意識過剰ですね。

わかってます!

あなたがそんな風に感じてしまうのはですね、相手の人を「楽しませなければならない」と思っているからなんですよ。

楽しませなくてはならない?

はい。あなたは、2人で会話をする時、「面白い話をしなければ」「笑わせなければ」とばかり考えているのではないですか?

確かに私は、相手を「楽しませなければならない」と思っていたことに気が付きました。

面白い話をしなければ。
笑わせなければ。
じゃなきゃ、私なんかといても、楽しくないはず。
ツマラナイと思われたくない。

そんな事ばかり考えて、不安になっていたのです。

そして、会話が弾まないと、どうしよう、どうしよう、と焦り始め、ついには、

「ごめんね、私なんかが隣で・・・」と申し訳ないような気持ちになってしまうのです。

さらに、自分はなんてつまらないヤツなんだ、と自分で自分を責めてしまいます。

「罪悪感」が、あなたを隠す

この、自分で自分を責める感情を「罪悪感」と言います。
人の心はですね、罪悪感があると、無意識のうちに、相手との間に距離を取ろうとするんです。

距離?何でですか?

罪悪感は、自分は悪い、自分はダメだ、という感情です。
あなたは、そんな自分の悪いところを人に見せることができますか?

・・・いいえ。できれば隠しておきたいです。

隠したいものがある時、あなたは、人に近づきますか?離れますか?

離れます。バレないように、できるだけ距離を取ると思います。

そう言って、私はハッとしました。

自分が自分を責めている分、こんな悪い自分がバレないように、何とか隠そうとして、心の距離を取っていたんだ!

バレたらダメだと思うから、何を話したらいいかわからなくなってしまってたんだ。

じゃぁ、私は、つまらない自分を隠そうとして、距離を取っていたという事?

距離を置こうとする人と一緒にいても、楽しくないですよね・・・。

ほらほら、そうやって自分を責めないで下さい。。
これは、あなたがそれだけ「人を楽しませたい人」だという証拠でもあるんですから。

人を楽しませたい人?

そうです。人を楽しませたいと思っていなかったら、こんな事で悩まないのではありませんか?
人を楽しませたいのに、楽しませることができないと思うから、悩んでいるのでは?

そっか!私は、私の隣に座った人に楽しんで欲しかったんですね!

一緒にいる人を楽しませたい、楽しんでもらいたいと思うから、楽しんでもらえないかもと思うと、気が重くなってたんだ!

楽しくなければ、好かれない?

ただですね、あなたは、誤解していることがあります。

誤解?何ですか?

あなたはですね、みんな楽しい人が好き、という誤解をしているのです。

当たり前じゃないですか!みんな、楽しい人が好きでしょう?

本当にそうでしょうか? 人の好みは、十人十色。この言葉は、別に、男女間のことだけではありませんよ。

楽しい人が好きな人もいれば、静かな人が好きな人もいる。
おしゃべりな人が好きな人もいれば、無口な人が好きな人もいる。

私は、なんでこんな簡単なことに気が付かなかったのだろう。
人それぞれ、好きなものが違うなんて、それこそ当たり前じゃないか。

もちろん、おしゃべりしたい人もいるだろう。

でも、寝たい人、溜まったメールに返信したい人、考え事をしたい人。
中には、スキー場に着くまでに仕事を終わらせたい、と時間の算段をしている人だっているかもしれない。

それなのに、私は、誰もが楽しくおしゃべりをしたいものだと思い込んでいた。
だから、楽しく話さなきゃ、って。

でも、なんで私は、人を楽しませたいと思うんでしょう?

それは、本当のあなたは、人が大好きだからです。
人が好きで、人に興味があるから、人の反応が気になるのですよ。

ええ?私、話下手すぎて、自分は人が嫌いなんだと思っていました。

ホッホッホ。まさか。あなたが人嫌いだったら、世の中のほとんどの人が、人嫌いということになってしまいますよ。

そっかー。私、ホントは人が好きだったんですね。

はい。それと、もう1つ誤解があるんです。

博士はそう言うと、目の前のホワイトボードに、こんな風に書き留めました。

私は人が好き。
   ↓
私は人に好かれたい。
   ↓
人は楽しい人が好き。
   ↓
人に好かれる人は楽しい人。

博士の書いた文字を見て、またもやハッとしました。

確かにそうだ!私は、「人に好かれるには、楽しい人にならなくちゃ」と思い込んでいた。

人は、楽しい人が好きだから、人に好かれるためには、楽しい人にならなくては、と無意識のうちに考えていた。

人が好きで、人に好かれたいから、楽しい人でありたくて。
楽しんでもらいたいと思うから、「何話そう」と悩んでしまう。

結局、コレって、人が好きだからこそ感じるプレッシャーだったんだ!

あなたが気にしているのは、相手ではなく自分

人を楽しませたいのにできていないと感じるのはね、一見、人のことを思っているように感じるかもしれませんが、実は、少し違うのですよ。

え?

それはですね、相手の気持ちを見ているようで、実は、自分が相手からどう見えるかだけを気にかけているということなんです。
つまり、あなたは、相手の評価を気にしているのです。

ううう。痛い・・・。

自分でも気が付いていなかった本質をつかれ、ドキッとしました。気が付いていなかったにも関わらず、隠していたものがバレてしまったかのように感じたのです。

私、人からどう思われるかを気にしていたんだ・・・。

人を楽しませたいといえば聞こえはいい。でも、確かに、私の意識は、人からどう思われるのかばかりに向いていました。

つまらない人と思われていないか?
うるさい人と思われていないか?

相手を鏡にして、自分がどんな風に映っているのかを、チェックしていたのです。

私、相手の目を通して、自分自身を見ていたんですね。

そういうことになりますね。

私、どうしたらいいんでしょう。

最初にお伝えしたじゃありませんか。
あなたさえ楽しければ、それでいいんですよ。

私が楽しいと、ミンナも楽しくなると言うことですか。

ほぼ、そういうことです。
人は、心から楽しんでいる人の隣にいると、自分まで楽しくなるものです。

なんとなく、わかる気がします。

人は、楽しませてくれる人ではなく、楽しんでいる人と一緒にいたいのですよ。

そうですね。

人は、人の心まで変えることはできません。
また、同じ話をしたとしても、100人が100人、その話を面白いと感じるかもわかりません。
あなたに出来ることは、自分で自分を楽しませんる事、それだけなんですよ。

わかりました。気持ちがとっても楽になりました。
ありがとうございました。

数日後・・・。

博士、こんにちはー。お土産を持ってきました!

お帰りなさい。すっかりスキー焼けしましたね。
目元が、逆パンダみたいになってますよ。

はぁ?

い、いいえ・・・ところで、バスでの移動時間はどうでしたか?

すっごく楽しかったです。
もう、あれこれ考えずに、私自身が楽しく過ごしていたら、会話が弾んじゃって。3時間なんて、あっという間でした。

それは、良かった。何よりです。

はい。やっぱり、自分が楽しむことって、とても大切なんですね。

そうですよ。楽しんでいるあなたと一緒にいるから、相手も楽しくなるんです。
ところで、お土産って・・・?

天然ハーブで作ったのど飴です。
バスの中でずっと話し続けてたら、声が出なくなってしまって。地元の人に、おすすめの飴を教わって、買ってきたんですよ。

(一体どれだけ話したのだか・・・)
ありがとうございます。では、早速、一粒頂きます。パク。

ニヤッ

カッラーーーーイイイ !!
何ですかこれはーーー!!

ヒッヒッヒ♪じゃぁ、また来ますね。さよならーーー。

ビューーーーーーーーーーーーーーーン

まとめ

いかがでしたか?

実は、自分が人が好きで、人を楽しませたいと思うから、会話に困っているなんて、意外ですね。

会話はコミュニケーションの手段です。

自分の世界を相手に伝え、相手の世界を教えてもらう。

自分を知ってもらいたいな、相手のことを知りたいな、そんな気持ちで話せば、それだけでステキな時間になるのではないでしょうか?

まずは、自分が楽しむ。楽しませるのではなく、一緒に楽しむ。

そんな楽しい時間を過ごせるようになるといいですね。


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