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自分を知る!自分を叶える!キッカケは、心理カウンセリングとの出会いから

心理カウンセリングとの出会い

今から約20年前、私は心理カウンセリングと出会いました。
初めての出会いは、毎週送られてくるメールマガジンでした。

今でこそ、メルマガやラインで、気になる情報が「ポン」と送られてくるのは当たり前ですが、20年前といえばWindows95やWindows98が メインのOS。

やっと一般家庭にもパソコンが普及し、インターネットが台頭し始めた、という時代です。

メール配信サービス「まぐまぐ!」が創刊して間もない頃でもありました。「まぐまぐ!」設立当初のメールマガジン数は15誌、総読者数約1万人。今となっては信じられないような数字です。

私にとって「まぐまぐ!」は、そのキャッチフレーズ通り、「インターネットの本屋さん」でした。

メールマガジンで送られてくるメールには、「なんでタダでこんなことを教えてくれるの!?」と驚くようなことばかり。とても有益な情報が盛り込まれていました。

知りたいことは、本や雑誌を買って学ぶ。
これまでの当たり前が、情報が無料で手に入るというインターネットのシステムによって揺さぶられ、とてもワクワクしたのを覚えています。

私は、メールマガジンが届くのを、ちょっとした楽しみにしていました。

ある日、私が最も楽しみにしていた心理学のメールマガジンを発行している会社が、東京で無料説明会を開催するという記事を目にしました。

それを読んだときから、私の心臓はバクバク。気になって気になって仕方ありません。

惹かれて、否定して、気になって。

行きたい。聞きたい。知りたい。
無性に心が惹かれ、何度も何度も、説明会の日程を確認しました。

しかし、私は、中々説明会に申し込むことができませんでした。
心は確実に反応しているのですが、理性が行動を押し止めるのです。

怪しい・・騙されたらどうしよう・・・。
変な宗教かもしれない・・・。
壺やハンコを売りつけられるかも・・・。
ちゃんと断って逃げ帰れるだろうか・・・。

しかも、無料だなんて。タダでおびき寄せて、その後、高額商品を売りつけるってパターンか?

大体において「愛」なんて言葉を軽々しく使う人間は、信用しちゃいけない。悪いヤツほど、いい人に見えるものなんだから。

引き寄せの法則も、潜在意識も、癒やしも、

そんな言葉が、一般に馴染んでいない時代です。メンタル的な事は目に見えない分、余計に怪しく感じてしまうのです。

送られてくるメルマガに書かれていることは、私にとっては、大変面白くて興味深い。読むたびに引き込まれていくようなものでした。

でも、もしかしたら・・・

もし、他の人が読んだなら、

「こんなの信じてるの?」「なんかあった?」「大丈夫?」

そんな風に言われてしまうのではないだろうか。

「最近、変な宗教にハマってるらしいよ」「なんか、ちょっとオカシクない?」

そんな陰口を言われはしないだろうか。

いつもいつも、人目ばかりが気にしていました。

「自分どうしたいか」ではなく、「人からどうみられるか」ばかりに意識が向いていたのです。

自分の気持に自信が持てない私は、無料説明会に行くべきではない理由を片っ端から並べ連ね、自分を納得させようとしていました。

変化を恐れる

なぜ私は、これほどまでに警戒していたのでしょう。
なぜ、行くべきではない理由を並べて連ねていたのでしょう。

皆さんも、心の中で行動しない理由を並べ連ねてしまう時がありませんか?

気になって仕方がないのに、否定ばかりしてしまうことがありませんか?

今ならわかるのです。

なぜ、言い訳ばかりしていたか。

なぜ、行動を起こさなかったか。

私は、

変わるのが怖かったのです。

人間は、現状維持の動物であり、変化する事を好みません。
また、変化をしても、すぐに元に戻ろうとするのです。

これは、私たちが生物として生き延びてくるのに必要な生存本能によるものでもあります。

今、なんとか生きているのなら、危険を冒してまで、新しい事をしない事。
生き残るため、自分の身を守るため、同じ事を繰り返す事ようにDNAに刷り込まれているのです。

でも、私の心は、変化への怖れ以上に、強く惹きつけられていました。心理学は、私にとって、それくらい魅力的なものだったのです。

それほど強く心惹かれる分、変化しないため、危険を冒さないため、それ以上の強い言い訳が必要だったのです。

強く惹きつけるものから離れるためには、それ以上の反する力が必要。

反抗期のお子さんをお持ちの方は、この心理を知っていると少し心が楽になるかもしれません。

幼い頃、あんなに可愛がっていた我が子。あんなにママ、ママとべったりだたのに。思春期になった途端に繰り返される日々の反抗。親なんて大嫌い!というばかりの態度。

反抗期とわかっていても、親だって人間。子供の言動に腹が立ったり。育て方が悪かったのかと不安になったり。

でもね、お子さんの反抗が強いということは、実は、それだけ強く親と繋がっているという証拠なのです。強く反発しないと、離れることができないのです。

子供はいずれ、成長し、(精神的に)親元から離れていかなくてはなりません。

しかし、大好きなパパとママのままでは離れるのがツラすぎるから、親のイヤな所を見つけ、攻め、反抗し、距離を取る。

大好きな親から離れるためには、一旦、親を嫌うことが必要なのです。

反抗が強いということは、それだけ親子が強く繋がってきたということなのです。

そうでないと、まるで強力なゴムで繋がっている時のように、ちょっと気を抜いた途端、引き戻されてしまうのです。

この時の私も、ゴムの弾力に引っ張られないよう、怪しい理由を並べ立て、夢中で言い訳をしていたのだと思います。

人生を支える言葉との出会い

さて、全身全霊で警戒しまくっていた私ですが、ある日とうとう、無料説明会の申し込みボタンを「ポチ」してしまいます。

引き(惹き)つけるゴムの力は強力で、もう理性で心を止めることはできなかったのです。

「何かあったらすぐ逃げてこよう。大丈夫。私はちゃんと断れる。」
何度も何度も自分に言い聞かせ、会場へと向かいました。

絶対騙されないぞ!と強い決意で望んだ無料説明会。

会場に現れたのは、それはもう、愉快なおじさんでした。面白い・・・けど、更に怪しい。

人を安心させるような、ゆるい話し方とゆるい体型。その見た目で騙そうったって、そうはいかないんだから。

一瞬ゆるみかけた警戒心を、再びギュッと締め直しました。

野生の直感がNO!と言ったらすぐさま帰るぞ。
私は、会場のやや後方、スッと出口へ迎える席に腰掛け、話を聞きはじめました。

ところがです!!

私は、愉快なおじさん、もとい、心理カウンセラーの先生が繰り広げる面白可笑しい心の話に、ツイツイ引き込まれ、不覚にも、最後の最後まで聞き入ってしまったのです。

それどころか、会場を出る頃には、次月に行われるワークショップに申し込もうとまで決めていたのでした。

私は、自分の決断と、壺もハンコも売りつけられなかったことに驚きました。

説明会の中で、今となっては恩師とも言える先生が、こう言ったのを覚えています。

「心理学を学んで、人生という荒波を、サーフィンをするかのように乗りこなしていってもらいたい。そのために心理学を使って欲しい。」

今でもこの言葉は、私が心と向き合う際のベースとなっています。

あの日から、何度も何度もこの言葉を繰り返し、人生の荒波を乗り越えてきました。
私は、心理学を学んだお陰で、次々と湧き起こる問題と、なんとか向き合ってくることができたのです。

心理学で「自分」と「愛」とを知る

決して穏やかな人生ではなかったと思います。
幼少期の思い出といえば辛い記憶がほとんどで、我ながらよく生き抜いてきたな、とも思います。

大人になると、解決できなかった子供の頃の出来事が、形を変え、規模を拡大し、新たな問題となって目の前に現れました。

私はその都度、心理学での学びを通し、トコトン自分の心と向き合ってきました。

たくさん泣いて、たくさん癒やされました。たくさんの人と繋がり、たくさんの温かい目に見つめられてきました。そして、やっと自分自身を受け入れなれるようになったのです。

自分を好きになりました。

このままの自分でいいと思えるようになりました。

愛されていると感じられるようになりました。

そこにある「小さな愛」に気がつけるようになりました。

自分の中に大きな愛があることを、認めることができました。

あの時、心理学と出会っていなかったら、私は間違いなく、人生の荒波に飲み込まれ溺れ死んでていたことでしょう。

無料説明会で恩師が言っていたとおり、心理カウンセリングは、私にとってのサーフボードとなりました。

サーフボードを手に入れた私は、癒やされる体験を重ね、太陽のような愛情を教えてもらい、荒波を乗り越えるサーフテクニックを身に着けました。

あまりの大波に、乗りこなしきれずドボンと落ちることもありますが、なんとか、自分なりのライディングができるようになってきたと思います。

私が溺死せずにココまでこられたのは、心理カウンセリングで学んだ「自分で自分の心を理解する」ための知識と癒やしの体験、そして、共に学ぶ仲間からもらったたくさんの愛情のお陰です。

たくさんの愛をもらった私は、とうとう、愛を語る側の怪しい人間になったしまったようです。当時、アレほど警戒していたというのにも関わらず・・・。人生、ナニガオコルカワカラナイ。

カウンセリングで自分と出会おう

心理学を学んだことによって、私が誰よりもカウンセリングをしてきた相手は、自分自身です。

何か問題が起こるたびに、いえ、何の問題がない時でさえも、私は、私専属の心理カウンセラーとして、自分の心の声を聴いてきました。

心が本当に望んでいることを知り、何が心のブロックとなっているのかを発見し、自分が楽に生きるための方法を実践してきました。

「自分で自分をカウンセリングする」=「セルフ・カウンセリング」を繰り返す事によって、自分を大切にできる自分へと変化することができたのです。

カウンセングと言うと、何となく抵抗があったり、何をするのかわからなかったりする方も多いと思います。

ブログを読んで参考になるようなことがあったら、心理学の考え方をあなたの日常に取り入れてみてください。

自分で自分をカウンセリングするつもりで、あなたが、自分専属のカウンセラーになってみてください。

心理学は、使ってこその学問です。

他人を知るためではなく、

自分を知るためにこそ使ってもらいたいのです。

最初に書いたとおり、私は無料のメルマガからたくさんの情報を受け取ったことがきっかけで、今こうして生きています。

メルマガなんて、本当に小さなキッカケかもしれません。でも、その小さな出来事が私を助けてくれました。

その時の感謝の気持ちを込めて、この場で少しずつお返しできたらいいなと思っています。

私は、あなたが自分の心を知るきっかけになるようなお話を、

自分を知ることで、少しでもラクに生きられるようになるお話を、

ここで少しずつ積み重ねていきたいと思っています。

先を歩いてくれている皆さん、どうもありがとう。
やっと私も、その恩恵をお返しできるような自分になれました。皆さんと出会えたお陰です。

最後まで読んでくれて、ありがとう。どうぞまた遊びに来てくださいね。

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