山下ビジョン道場に参加!ビジョンと完璧主義の関係性とは?
ビジョンへの憧れ。夢も理想もない自分。
私は、昔から、将来の夢や、理想の未来を考えるのが、とても苦手でした。
保育園のお誕生会で、大きくなったら何になりたいかを聞かれた時には、季節外れのスイカが食べたくて、「スイカ屋さん」と答えました。
小学校の卒業文集で、将来の夢を書かなければならなかった時には、仲良しの友達のマネをして「学校の先生」と書きました。
大人になってから、何かしらのワークで、10年後どうなっていたいですか?と聞かれた時には、「旅しながら好きな場所で、好きな仕事をしている」と書きました。
結果、あと数年で人生の半世紀を迎えますが、上記のいずれも手に入れてはいません。
だって、本当に欲しいものではなかったから。
スイカは好きだけど、売りたいわけではなくて、食べたいだけ。
教えるのは好きだけど、教科書通りのことを教えるのはつまらない。
好きな仕事はしているけど、旅しながらより、自分の拠点を持って働きたい。
夢も理想もない自分は、主体性がなく、いつも流されているだけのように感じていました。
「山下ビジョン道場」に参加
人間、ないものには憧れるもので、「私のビジョンは〇〇です」と言える人を見るたびに、かっこいいなぁ…と思っていました。
ビジョン、いいよね。欲しいよね。言語化できたら気持ちいいよね。
そんな折、ペライチの会長である山下翔一さんと、応援フェス代表の応援やすしさんが、ビジョンを作るイベントを開催すると知り、「山下ビジョン道場」に参加しました。
これがまた、「道場」の名に相応しく、とっても熱い場所だったのです。
毎回、新しい気づきを得られたり、胸が熱くなるような言葉をもらえたり。
最後に、山下さんが、Facebookグループに書いて下さった投稿を読んだ時には、ジッと座っていられないような気持ちになりました。
山下さんからの最後の言葉
(山下さんの許可を頂き、全文公開します。)
【締めの言葉、最後に今回の真の目的を発表します】
皆さん、ビジョン道場、本当にお疲れ様でした!!
高田くんがこれを立ち上げたときには
「何事か!?」
「何やるんだろ!?」
「でも私の名前がついてるぞ!?」
とハテナだらけでしたが、皆さんのアンケートやコメントを拝見して、すごく沢山の方がビジョンを言語化できたり、方向性が見えたり明確化したり、気づけなかったことに気づけたり、多くの皆さんの明日への活力になれたこと、とても嬉しく思います。
ビジョンの言語化は完璧じゃなくていいです。
少しずつアップデートしてさらにしっくりくるものに変えていけばいいです。
言語化が苦手な方は、信頼できる方に言語化を手伝ってもらったっていいです。
でも言語化はゴールではありません。
むしろスタートです。
そこから
「こんなものを手に入れたい」
「こんな風になりたい、在りたい」
「誰かにこうしてあげたい」
「逆にこれを止めたい、手放したい」
具体的にイメージをして、行動・発信していってください!
ペライチの創業当初から私は、ペライチのセミナーで、必ず言っていた言葉があります、それは
『20%のクオリティでページを公開してください!!』
『20%でいい、じゃなく、20% ”が” いいんです!!』
と言い続けてきました。
日本人は完璧主義者が多すぎます。
自分に自信がないと、自分の納得するクオリティまで高めないと公開しない、人に言わない。そういう人が多いです。
その割に理想は高く、どこまでいってもそこに行き着かない、満足しないことが多いです。
でも本来は逆で、達成が難しいからこそ、自信がないからこそ、まず公開して発信するのが大事なんです!
それが成長へのヒケツです!!
発信するからこそ気づきや改善点が見つかる。
発信するからこそ改善される。
発信するからこそ仲間が増える。
発信するからこそビジョンの達成に近づく、成長する。
ということです。
また、ビジョンの達成自体も皆さんにとってとても大事なことです。それは当たり前です。
しかし、そのビジョンが達成したかどうか、という結果よりも、もっと大事なものが実はあります。
それは、達成に至る「プロセス」です。
もっというと、ビジョンを発信することにより、得られる仲間だったり同志です。
通常の仕事仲間や友達よりも、自分の心から大切にするビジョンを通して共感し繋がる仲間は、もの凄く深いところでつながる仲間であり友人になります。
たとえ「はじめまして」でもビジョンに共感する人は、昔から旧友だったかのように、一瞬で深い仲になれます。
その深いつながりこそが、どっかのスクールや起業塾やコミュニティで得られるつながりの何十倍も何百倍も大切な、皆さんにとって一生ものの人生の宝になります。
オンラインで簡単にたくさんの人とつながれる時代になったからこそ、一人ひとりのつながりが希薄化しがちです。
そんな現代においてそのような深いつながりは、皆さんの人生を必ず豊かにします。
もちろん、ビジョンが実現することは素晴らしい、しかしながら、仮に実現しなかったとしても、そのビジョンを発信することを通して自分と深いところで繋がれる同志たちがきっと皆さんの前に現れます。
一般的な起業塾で教えられる成功とは全く違うかもしれませんが、私が思う皆さんの成功、皆さんの幸せ、そのためのビジョンの言語化と発信の一番の目的(すなわちこの道場の目的)は
「ビジョンの実現以上に、ビジョンの発信を通して、皆さんの人生を真に豊かにしてくれる、心からつながれる仲間、同志と出会うため」
です。
道中、たくさん意地悪な質問をしましたが(笑)
今が最高に幸せと思い続けられる人は、
人生の終わりもまた、きっと幸せです。
今が幸せと思わせてくれる人との出会い、
あなたの幸せが私の幸せと言ってくれる人との出会い、
あなたのビジョンを一緒に追いかけてくれる人との出会い。
そんなステキな出会いがこれから皆さんに訪れるよう、
心から祈っています!!!!
完璧であらねばならないという思い込み
これを読んだ時、山下さんのエネルギーに触れ、胸が熱くなりしました。
そして、まんま自分のことを言われているようで、痛かった・・。
私たちは、子供の頃に
・せっかく頑張ったのに、失敗して怒られた
・努力の過程ではなく、結果だけで評価された
・ちゃんとしなさいと言われ続けた
などの体験をすることよって、「完璧でなくては認められない」とか、「ダメな自分は愛されない」という思い込みを持つようになります。
この思い込みが、大人になった今でも、ことあるごとに瞬時に発動し、頭では「プロセスを見せること大事」とわかっていても、
・人からどう思われるだろう
・大口叩いて、できなかったらどうしよう
・失敗したら笑われるかも
と感じてしまい、
「できるようになってからでないと、お見せできません」となってしまうのです。
かくいう私も完璧主義で、「無言実行がかっこいい」と刷り込まれて育っているため、
出来る限りこっそり頑張る!!というのを、ショッチュウやってます。
たくさんの気づきを頂いたビジョン道場。
お礼を山下さんに伝えたところ、こんなメッセージを頂きました。
こちらも掲載の許可を頂いたので、ご紹介します。
毎日、数百件のメッセが届くというのに、私にまで丁寧に返信をしてくれる。
人としての在り方を教えていただいたように感じます。
山下さんからのメッセージ
私は自分が実践してよかったことと、よくなかったことしか話しませんよ(笑)
セミナーにもいかないし、本も全く読まないので体験を通してよかったこと、その本質しか話しません。
ビジネスも、より良く生きる方法も、子供の頃に習った 「人にやさしく(本当は全ての命に)」「誠実に正直に」「相手を信じる」「相手を尊敬する」「元気に挨拶を」 在り方としてはこれらで本当は十分です。
本当はそれだけで技術が拙かったとしても、助けられる存在になります。 そして幸福度は高いです。
私は子供が大好きで、子供に尊敬される大人になりたいと、子供の頃から思っていました。
どんなに成長しても、どんなに成功しても、尊敬できない大人にだけはなりたくない。
どんだけ偉かろうが、挨拶もしない、人を選んで対応を変える、真剣な投げかけに無視する、
そういう人は尊敬できません。
むしろ、有名でなくとも、誰かのために正しいことを正しくやり続けて、誰かから尊敬される人の方が100倍尊敬します。
そういう人が今の時代は必ず息が長く幸せになれます。
忘れていた想い
これを読んだ時、何か大切なことが書かれている気がして、よくわからないけど、この瞬間を逃しちゃいけないように思えて、何度も何度も山下さんのメッセを読み返しました。
何度も読んで、立ち上がり、窓から空を眺めた時、フッと、若い頃、心の中で繰り返してきた言葉を思い出しました。
「相手が偉い人でも、偉くない人でも、誰の前でも、どんな時でも、自分でいられる人間になりたい」
(若さゆえ、表現が稚拙なのはお許し下さい。)
なぜ、こんな風に思うようになったのか、心を掘り下げてみたのですが、残念ながら、今は分からず・・・。
ただ、ビジョンは、過去に心を揺さぶられた経験や、感情が絶対値に触れた瞬間にできるもの
とのこと。
なので、きっといつか、過去の記憶と想いとが繋がる瞬間があるでしょう。
マイビジョンは共感されなくていい
実は、私、こうして文章を書いていたら、もう一つ言葉が思い浮かんで聞きました。
でも、それは、普段の私からしたら、ブラックすぎてとても言えない・・・。
山下さん曰く、自分のビジョン(マイビジョン)は、
・人に言わなくていい
・小さくてもいい
・共感されなくてもいい
それを見た時、自分のテンションが上がるなら、誰にも言えないような言葉でもいい。
とのことなので、共感される言葉となるよう、こっそり練り上げていこうと思います。
山下さん、応援やすしさん、ご参加のみさなん、ありがとうございました。
最近、何度も「プロセスを見せる」という言葉が目に飛び込んできます。いよいよ、自分自身が、完璧主義を手放す時なのかもしれません。