怒りの感情の下に潜む、本当の気持ちの見つけ方Ⅲ(シンデレラの物語04)

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【これまでの物語はコチラから】

怒りの感情の下に潜む、本当の気持ちの見つけ方Ⅰ

怒りの感情の下に潜む、本当の気持ちの見つけ方Ⅱ

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プリンセス。あなたはいつも、我慢することばかりにエネルギーを使ってきたようね。苦しかったでしょう。

 
 

ええ・・・。

 
 

それだけの力を使わないと抑え込めないほど、あなたの我慢は、いっぱい、いっぱいだったということ。

 
 

・・・自分では、そんなに我慢しているとは思っていませんでした。

 
 

そうね。あなたは、我慢強くて、がんばり屋さんだもの。
我慢が当たり前になりすぎて、自分の怒りにすら気付けなくなっていたのよ。

 
 

自分で自分の気持に、気付いていなかったんですね。

 
 

私たちはね、心に空間がないと、大切なことに気付くことができないのよ。あなたがお茶を飲んでホッとしたように、心のゆとりが必要なの。

 
 

心のゆとり?

 
 

ええ。怒りと上手に付き合うためにもね、心のゆとりが大切なのよ。

 

怒りの正体とは?

私たちは、どうしたら怒りの感情と上手に付き合うことができるようになるのでしょう?

そのコツは、「心のゆとり」にあります。

心に「ゆとり」ができると、怒りを客観的に見られるようになります。

客観的に見られるようになると、怒りを感じた時に、

「どうして怒っているのだろう?」

「どうしてイライラするのだろう?」

と、自分の心に、怒りの正体を尋ねる「ゆとり」が持てるようになるのです。

怒りの正体?

そうです。

実は、怒りは、あなたの本当の感情ではないのです。

あなたの本当の感情は、怒りの下に隠されています。

それを隠すための蓋のような役割をしているのが怒りなのです。

怒りは、二次的感情と言われています。

怒りにとらわれている時、私たちは、それがメインの感情、自分が感じている1番大きな感情だと思いがちです。

しかし、実は、怒りとは副作用のようなもの。

その下に本当の感情があって、それを隠すため、気付かぬようにするため、怒りにすり替えているのです。

「怒り」の下に隠された、あなたの「本当の欲求」とは?

では、怒りの下には、一体何が隠されているのでしょう?

怒りの下に隠されているもの、それは、あなたの「本当の欲求」です。

「本当の」というのが、大切なポイントです。

私たちは、自分の中に、そんな欲求があるなんて認める事ができずに、怒りにすり替えて誤魔化してしまいます。

では、あなたの「本当の欲求」とは何でしょう?

それはね、「寂しさ」や「悲しさ」を満たして欲しいという願いです。

怒りの下には、あなたの「寂しい」気持ちや「悲しい」想いが隠されているのです。

先程の、旦那さんがゴルフに行く奥さんの場合で見ていきましょう。

奥さんは、旦那さんがゴルフに行ってしまうことに怒っているわけではありません。

少しでいいから家事を手伝い、助けて欲しいのです。

家事・育児に追われる大変さを、わかって欲しいのです。

頑張ってる自分を、愛して欲しいのです。

そんな、自分の中にある、心の痛みや弱さに気付いてもらえないことが悲しいのです。

旦那さんとの間に、心の繋がりを感じることができず、寂しいのです。

本当の気持ちを伝えることの難しさ

「寂しいよ」

「悲しいよ」

自分でも気付かない、自分の気持ちを、正直に伝えることができればよいのでしょう。

でもね、長年連れ添った夫に、そんな可愛いことが言えますか?

もうダンナなんて必要ないわ!というくらい自立的に生きてきたのです。

それが今更、「助けて欲しい」なんて頼めますか?

「愛して欲しい」なんて言えるでしょうか?

そんなん、プライドが許さない!

そんなことを言うくらいなら、死んだほうがマシ!!

口を、針と糸で縫い止めてやる!!!

そんな風に感じてしまうくらい、私たちは、この欲求を認めることがイヤなのです。

だって、自分の中にこんな感情があるなんて・・・。

なんだか負けたような気持ちがしませんか?

自分がとても弱い人間のように感じてしまいませんか?

ミジメなような・・・。情けないような・・・。

そして、こんな事を頼んだ挙げ句、もしも「イヤダ」と言われてしまったら・・・?

今、あなたの胸の辺りに、なんだかモワッとした感じが上がってきませんでしたか?

私たちが怒りの下に隠して認められずにいるものは、今、あなたの胸の中に湧き上がってきた、その感情です。

それを言葉にして伝えることができずに、「怒り」という表現方法を使ってしまうのです。

伝えたくとも、自分が本当に求めている感情が、わからなっかったりするのです。

その感情を言葉にする、術を持っていないのです。

本当の気持ちを知るために

だからこそ、怒りと上手に付き合うためには、自分に自分の気持を聞くだけの「心のゆとり」が必要になってきます。

「どうして怒っているのだろう?」

「どうしてイライラするのだろう?」

怒りの下に隠された、自分の本当の願いを知ることができるように。

立ち止まって、あなたの心に聴いてみて下さい。

あなたが本当に欲しいものはなんですか?

あなたが、自分の感情を受け入れ、本当の願いに気付けるように・・・。

 

怒りの下に隠した、あなたの本当の願いは何かしら?

 
 

私は・・・愛されたかった。大切にされたかった・・・。

 
 

あの猫のように、何もしなくても受け入れて欲しかった。

 
 

はい。でも、それを認めたら・・・自分の中の弱さを認めるようで・・・。

 
 

弱さを認めたら、生きていけない。あなたはそう感じていたのね。

 
 

強くなければ生きられないと感じていました。

 
 

だから、様々な感情を押し殺して生きてきた。

 
 

はい。でも、そうしているうちに、何も感じなくなってしまったみたいです。
「怒り」を感じない代わりに、「喜び」も「楽しさ」も・・・。

 

色とりどりの感情を感じる、豊かな人生を!

先にも書いた通り、怒りは私たちの感情の一つです。

感情には、良いも悪いもありません。

私たちが勝手に、善悪を決めているだけ。

「喜び」は良い感情。「怒り」は悪い感情、と。

全ての感情は、繋がりあって私たちの中に存在しています。

そのため、一つの感情を抑え込み、感じないようにすると、他の全ての感情も感じにくくなってしまうものなのです。

「怒り」や「悲しみ」を感じない代わりに、「喜び」も「楽しみ」も感じない人生。

「怒り」も「悲しみ」も、「喜び」も「楽しみ」も、全ての感情を味わい尽くす人生。

あなたは、どちらの人生を生きたいでしょうか?

どうせ生きるなら、様々な感情に彩られた、カラフルな人生を、歩んでみたいとは思いませんか?

 

私のこれまでの人生は灰色でした。でも、これからは彩り豊かな人生を生きたいです。

 
 

灰色は、あなたには似合わない。本来のあなたは、もっと光輝いているはずよ。

 
 

どうしたらそんな人生を送ることができるでしょう?

 
 

そうね。色々方法はあるけれど・・・。
まずは試しに、プレジャー・リストをつけてみたらどうかしら?

 
 

プレジャー・リスト?

 
 

ええ。あなたの心を喜ばせるモノやコトを書き出してみるのよ。そして、小さなことでいいから生活に取り入れてみるの。

 
 

私の心を喜ばせる?

 
 

そうよ。自分の心を輝かせたいなら、自分のことは、自分で喜ばせないと。誰かがあなたを喜ばせてくれるのを待っていてはダメなのよ。

 
 

わかりました。やってみます。

 
 

またいらっしゃい。
書き出した結果、どんなことが起こるか楽しみにしているわ。

 
 

はい。ありがとうございました。

 

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ボーーーン ボーーーン ボーーーン

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◯鏡の質問◯

あなたの本当の願いはなんでしょう?

◯鏡の宿題◯

自分のことは、自分で喜ばせよう。
プレジャー・リストをつけて、あなた自身を喜ばせてあげましょう。

 

 

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