無価値感を癒し、ありのままの自分を大切にする方法Ⅱ(シンデレラの物語06)

 

お待たせしました。

 
 

おかえりなさい、プリンセス。
じゃあ、お話の続きを始めましょうね。

 
 

生まれた時には、無価値感を持っていなかった、ってところからですよね。

 
 

そうよ。思い出せなかったら、振り返ってみてね。

 

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【前回の物語はコチラから】

無価値感を癒し、ありのままの自分を大切にする方法Ⅱ

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無価値感の始まり

初めてのハートブレイク

存在するだけで愛されてきた赤ちゃんですが、やがて幼児へと成長が進むにつれ、今度はしつけが始まります。

ちょっとだけ、赤ちゃん目線で見ていきましょう。

ミルクやおっぱいの時には、口を開けるだけで空腹が満たされました。

ところが、離乳食が始まると、少しずつ自分で食べるよう促されます。

自分で食べるようになると、こぼさず食べるよう求められます。

上手に食べられるようになると、残さず、好き嫌いせず食べるようにと。

要求はエスカレートしていきます。

オムツもそうです。

昨日まで、ウンチをしてもおしっこをしても、いい子、いい子と言われた。

それなのに、突然、もらすな、教えろ、トイレでしろ、と言われるのです。

私たち大人からすれば、当たり前のことかもしれません。

子供が自分で食べられるようにすること。

トイレで排泄ができるようにすること。

成長に合わせて、自分のできることを増やしていってあげる。

それは、その子を大切に思うがゆえの親の愛です。

でも、赤ちゃんは、そんな風には感じません。

「なんででちゅか?なんで急に、おちっこするなって言うんでちゅか?もうボクのこと、好きじゃなくなったんでちゅか?」

「もうお腹いっぱいでちゅ。なのになんで、食べろと怒るんでちゅか?食べないボクは悪い子でちゅか?」

赤ちゃんは、しつけを愛情と思うことはなく、愛がなくなったと感じるのです。

もう、そのままの自分では愛されない。

人生初のハートブレイクです。

愛されるためのルール

それ以降も成長に合わせて、

自分で着替えなさい。

靴くらい履きなさい。

静かにしなさい。

お手伝いしなさい。

お友達と仲良くしなさい。

テストでいい点を取りなさい。

エトセトラエトセトラ・・・・

愛情を獲得するための課題は、次々と出現します。

そして、この課題をクリアすると、褒められたり、愛されたり。

自分の存在価値と愛情とを手に入れることができるのです。

勉強を頑張って、テストでいい点数を取ると褒められた子は、「頑張れば愛される」と学びます。

大人しくいい子にしていると褒められた子は、「いい子でいれば愛される」と学びます。

こうして私たちは、成長過程で繰り返し、繰り返し、自分なりの「愛されるためのやり方」を学ぶのです。

愛されるためには、頑張らなくちゃならない。

愛されるためには、いい子でいなくちゃならない。

それができない自分は、愛されない。

これらの学習は、私たちにとって、「愛されるための成功体験」として潜在意識にインプットされます。

そして、子供時代にインプットされた成功体験を、大人になった今でも「成功の法則」「愛されるためのルール」として、大事に持ち続けているのです。

 

あなた中には、どんな「愛されるためのルール」があるかしら?

 
 

私は「頑張らなくては、愛されない」というルールを持っているかもしれません。誰かの役に立たない自分は、何の価値もないように感じています。

 
 

そうね。がんばり屋さんで働き者のところは、あなたの素晴らしい長所よ。でも、今は、それがあなたを苦しめているようね。

 
 

私、どうしたらいいんでしょう?
どうしたら無価値感をなくすことができるのでしょう?

 
 

無価値感をなくすのは、簡単なことではないわ。むしろ、なくそうと思うより、上手に付き合うことの方が大切ね。

 
 

無価値感と、上手に付き合う?

 
 

ええ、そうよ。無価値感は、受け取りベタから来ているのよ。今日は、受け取る練習をしてみましょうね。

 

無価値を解消する受け取り上手

無価値感は、受け取りベタから来ています。

誰かの「ありがとう」を上手に受け取ることができないのです。

「どうせ口先だけでしょ。」

「そんな上手いこと言って・・・。」

「次は何?どんな魂胆?」

と、心のどこかで、その「ありがとう」を信じていないのです。

どこか、へそ曲がりな感情が湧いてしまったりするのです。

もしここで、素直に「ありがとう」を受け取れていたとしたら、

「わーい、よかった。喜んでくれた。」

「むふふ。私ったら、また人の役にたっちゃった。」

「また褒められたー♪また愛されたー♪」

もし、心からこんな風に思っていたとしたら、あなたは、自分の存在を、愛されない存在だとは感じないでしょう。

 

それは、チョット抵抗が・・・。

 
 

少々アホに見えるかもしれないけどね、意外とそれが幸せの秘訣なのよ。

 
 

はぁ・・・そうなんですか?

 
 

色々頭で考えて小利口にならないこと。物事はシンプルにとらえること。

 
 

まぁ、確かに、そんな風に思えたら、生きるのがラクになるかもしれませんね。

 
 

そうよ。じゃ、少しイメージワークをしてみましょうね。

 

無価値感を癒すイメージワーク

「愛されるためにしていること」を書き出そう

あなたには、どんな「愛されるためにしてること」がありますか?

どんなことでも構わないので、試しに書き出してみて下さい。

  • 仕事を頑張ってる。
  • 早起きしている。
  • ダイエットしている。
  • 掃除をしている。
  • お化粧している。
  • ミンナの話を聞くようにしている。
  • 文句を言わないようにしている。

・・・・・。

いくつ思いつきましたか?

5個?

10個?

20個?

きっと、今、思いつく限りを書き出したとしても、実際には、それ以上の事をして、頑張っているのだろうと思いますよ。

愛を受け取るイメージワーク

では、書き出した言葉の中から、一つ選んでみて下さい。

そして、イメージして下さい。

あなたの前に、あなたの大切な誰かが立っています。

その人は、小さな箱を抱えています。

その小箱には、赤いリボンが結ばれています。

あなたのへの感謝のリボンです。

小箱には、さっきあなたの心に浮かんだ、「愛されるためにしてること」が入っています。

我慢かもしれません。

犠牲かもしれません。

いい子かもしれません。

努力かもしれません。

あなたの大切な人は、その小箱を持って、あなたの元へ一歩ずつ近ずいてきます。

目の前まで来たその人が、お礼を添えて、あなたに伝えてくれます。

「いつも、ミンナのために頑張ってくれてありがとう。」

「自分は我慢して、皆の気持ちを優先してれてありがとう。」

「疲れているのに、一生懸命働いてくれてありがとう。」

そう言って、あなたに感謝の小箱を差し出します。

いつものあなたなら、受け取れないかもしれません。

でも今日は、「ありがとう」と言って、その小箱を受け取ってみて下さい。

そして、あなたの胸にギュッと抱きしめてみて下さい。

「ありがとう」の言葉と、あなたの心が一緒になって、あなたの体の中へ溶けていきます。

ありのままのあなたにOKを!

無価値感は、あなたが幼い頃に作られました。

とても長い間、一緒に過ごしている感情です。

もしかしたら、無価値感を癒すには、長い時間がかかるかもしれません。

何度も行ったり来たりを繰り返すかもしれません。

でも、それでいいのです。

すぐにできなくても、完璧でなくても、それでもあなたには愛される価値があるのです。

頑張ばらなくても、無理をしなくても、そのままのあなたでいいのです。

いつか、やがて、

そんな自分を受け入れられる日が来ると、

そこにある愛情を受け取れる日が来ると、

そう信じて、今は、ありのままのあなたに、OKを出していきましょう。

 

今はできなくても、このままの自分でいいんですね。

 
 

ええ、そうよ。あなたはそのままで十分価値がある。
愛される価値がある。

 
 

少しくすぐったいわ。

 
 

そうね。すぐに受け入れられなくても当たり前。それでいいのよ。 そんな自分も、大切にしてあげてね。

 
 

はい。ありのままの自分を大切にしてみます。
ありがとうございました。

 

 

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ボーーーン ボーーーン ボーーーン

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◯鏡の質問◯

あなたの「愛されるためのルール」は何ですか?

◯鏡の宿題◯

愛を受けとるレッスンをしましょう。
あなたの大切な人がくれる愛に気づき、「ありがとう」と受け取ってみよう。

 

 

 

 

 

 

 

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